『悪魔とのおしゃべり』概要・感想

『悪魔とのおしゃべり』(サンマーク出版)

著:さとうみつろう

札幌の大学を卒業後、10年間エネルギー系の東証一部上場企業に勤める。「社会を変えるためには1人1人の意識の変化が必要」だと痛感し、2011年にブログ「笑えるスピリチュアル」を開始。斬新な視点が話題となり、またたく間に各種ランキングで1位を獲得。月間200万アクセスを誇る大人気ブログとなる。

本書カバー

第1章 正しさを、疑え!

「正しさ」こそ、世界をダメにし、苦しみを生んでいる。

自分の中にある「正しさ」を疑え!

自分の「理解」を超えたところにこそあなたの発展は待っている。

第2章 怒れるヒーロー

悪い人たちはいつも笑っており、怒っているのはいつも正義の味方。

人は相手に期待しているから怒る。

相手の行動は変えられないが、自分の期待値は変えられる。

第3章 人間スーツ

今、叶っている。全て、叶っている。

「彼女が欲しい」という欲しがっている状態が叶っている。

本人の願いを叶えるために、叶っていない「現実」が目の前に用意されている。

第4章 身体は、神殿

「正しさ」の裏には権力者の都合がある。

量子力学における「観測者」と「対象物」の話。

これは目の前で起こることは、全てがその人の「観測通り」となる。

「あなた」は本当にあなたなのか。

誰かが「あなた」という夢を見ているのかもしれない。

本文では中国の思想家、荘子の話を例え話にしている。

私が、チョウチョの夢を見ていたのか、

今、チョウチョが「わたし」という夢を見始めたのかは、誰にも判断できない

本文

第5章 脅し始めた、お守り

「何かを失くしたら、不幸になる」という思い込みに怯えていても手に入れた全てが、手に入れるまでは、手に入ってなかった。

「何か」がないと幸せにはなれないと教えられるから変化を怖れるが、これはただの洗脳である。

第6章 リンゴの主張

「善」や「悪」はどこから見るかによって捉え方が違ってくる。

「所有している」感覚はマボロシから発生している。

第7章 イヒヒマニア

目に見えているものには「裏」と「表」がある。

何かを得ているようで何かを失っている。

良い日だけを求めなくていい。

良い日ばかりだったら良い日だと気付けるのか?

第8章 『宇宙システム』の始まり

人間は五感で外界に「せかい」を確認している。

「わたし」が感じないと「せかい」はありえない、常に同時に発生している。

この宇宙には「わたし」「せかい」【体験】の3つがどの瞬間も起こっている。

(この理論は本文で丁寧に説明している。)

今いる場所がどこであれ、今いる場所を楽しむ。

第9章 この世は勘違い合戦

正しい願い方とは、勘違いすること。

信じている人は願っていない、願っている人は信じていない。

「ない」と「ある」意識をどちらに向けるのか。

夢は「いつか」叶うものとしているとその「いつか」はいつまで経ってもこない。

第10章 運を悪くする、良い方法

「わたし」には世界の何一つとしてコントロールできていないと気づく。

そうすると感謝の回数が増える。

第11章 あなたは、宇宙の孫の手

人間の「能力」全てが、他人のためにある。

与えるものが、受け取る者である。

第12章 あなたは何も悪くない

「生きる」ことは誰かに迷惑をかけることである。

どのようなら行動も「良い」「悪い」が同量含まれている。

第13章 不可能とは「正しさ」を乗り越えられない者の言い訳

「無」はないように見えて、その内側に全てを含んでいる。

プラスとマイナス、主体と客体など相反する全てを含んでいる。

それらが打ち消しあってゼロ(無)になる。

「正しさ」が、人間の可能性をつぶす。

「正しい」とは、それ以外のことを全て信じていないという宣言だから。

まとめ・感想

私たちが正しいと思っていることは本当に正しいのか。

正しさについて考える機会って少ないですよね。

そんな中で正しさとは何か、わたしとは何か、せかいとは何かを様々な例題や会話を用いて丁寧に説明してくれている印象です。

まずは自分の中にある「正さ」を疑うことで視野が広がる。

例えば、学校に通えなくなった人がいます。

学校に通うことが「正しい」とされているからこそ学校に通えなくなった自分のことを「ダメ」だと思い、苦しみます。

私たちの中にある「正さ」が私たちを苦しめているといことです。

であれば「正さ」を疑うことで苦しみが和らぎます。

相手に期待しているからこそ怒りがこみあげます。

相手が自分の期待に応えてくれなかったから怒ってしまう。

それでも人間だから怒るときもありますよね。

しかし、この本を読み、怒りの仕組みがわかっていると「相手に期待しすぎていた」と自分の怒りを分析し冷静に対応できるため、怒る機会も減りそうです。

悪魔と言ってもこの本に出てくる悪魔は決して極悪というわけではなく常に私たちの思い込みや常識を疑わせてくれる存在です。

これは私たちが生きやすくなる方法の1つでもあると教えてくれます。

ひとつの章が終わると悪魔からワークが出されているため、このワークをすることで本の内容の理解が深まりそうです。

第8章の『宇宙システムと始まり』では物の見方の概念がひとつひとつ順を追うように丁寧に書いてあるため、今までとは違った概念に触れることができます。

このような話を聞くと私はだいたい「一は全、全は一」という鋼の錬金術師に出てきた台詞が思い浮かんできます。

一は全の一部であり、一が集まって全となるというようなイメージでしょうか。

この本を読み、いつもと違う視点からでも物事を捉えてみることでもしかしたら生きやすくなるかもしれません。

世間一般や常識にとらわれてしまっている人には特に読んでみてほしい本です。

ここには書ききれていない内容がまだたくさんあります。

私自身も世間一般論や常識にとらわれて生きてきたことが自覚できました。

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