アサーティブコミュニケーションで言いたいことを我慢せずに自分の気持ちを相手に伝える

 

家族・恋人・友人・職場の人など様々な人と関わる中で自分の意見をグッと飲み込んでしまったことはありませんか?

私はあります。

「私が我慢して丸く収まるなら」などという考えで長い時間過ごしてきてしまうと、どんどんストレスが貯まってきてしまいます。

あなたが相手に自分の意見を言えないのはなぜですか?

相手に嫌われたくないから?

相手を傷つけたくないから?

自分の意見に自信がないから?

など思うところはあると思います。

しかし、コミュニケーション力を磨いたりあなたの言葉の捉え方や意識を変化させていたりすれば相手にあなたの気持ちを今よりもっと伝えられるようになります。

 

アサーティブコミュニケーションとは?

 

アサーティブコミュニケーションのアサーティブ(assertive)とは「自己主張すること」という意味です。

自己主張とは、自分の主張を一方的に述べることではなく、相手と尊重し合いながら適切な方法で自己表現し人間関係を築いていきます。

お互いを尊重し合いながら意見を交わすコミュニケーションということが大切であり、決してあなたが言いたいことを一方的に伝えてすっきりするようなコミュニケーション方法ではありません。

自分の意見を、誠実に、率直に、表現し、同時に相手の意見を尊重する事が求められます。

アサーティブの代わりにアサーション(assertion)という言葉が使われることがありますが、こちらも同様の意味です。

アサーティブコミュニケーションはもともと1970年代のアメリカでの女性解放運動において蓄積されてた理論を土台として発達してきました。

 

コミュニケーション・自己表現方法種類3つ

 

アサーティブコミュニケーションでは自己表現の方法を3種類に分けられます。

◆攻撃的自己表現(アグレッシブ)

◆非主張的自己表現(ノンアサーティブ)

◆アサーティブな自己表現(アサーティブ)

 

攻撃的自己表現(アグレッシブコミュニケーション)

 

攻撃的自己表現とは、他者を尊重せず一方的に自分の意見を相手に押し付けるコミュニケーション方法です。

このようなコミュニケーションをとりがちであれば、自身の気持ちや意見を主張することができる反面、相手の気持ちや意見を尊重できていないのかもしれません。

その他にも攻撃的自己表現をしてしまいがちな人の特徴として、

・攻撃的な表現で自身の意思を通す

・自分が一番であることにこだわる

・相手の気持ちや意見を無視する

・勝ち負けに執着している

・自分のことだけを考える

このような特徴を挙げることができます。

このようなコミュニケーション方法ですと伝えている本人はスカッとするかもしれませんが、受け取り手も同じように感じているとは限りません。

あなたの伝えた言葉が相手はどのように感じるだろうかと相手が実際にどう思うかは別として考えてみる時間が必要でしょう。

 

非主張的自己表現(ノンアサーティブコミュニケーション)

 

非主張タ的自己表現は相手の気持ちや意見を考えられても、自分の気持ちや意見を伝えることができない・苦手と感じてしまいます。

自分の意見を伝えることができないので上記の攻撃的表現方法とは反対の表現方法となります。

このように自分の主張が苦手な人の特徴として、

・相手に気を遣い、相手にも気を遣ってほしい、察してほしいと考える

・自分よりも相手を優先する

・自己主張が控えめ、苦手

・曖昧な表現が多い

・頼まれたら断れない

・言い訳してしまう

このような特徴を挙げることができます。

相手の意見を尊重するあまり、自分の意見は押し殺してしまいがちです。

自分の言いたいことや意見を押し殺し貯まっていくと同時にストレスも貯まるでしょう。

ため込みすぎであふれ出たり、爆発したりしてからでは遅いかもしれません。

勇気を持って少しずつでもいいので自分の考えを伝えるようにしていくといいでしょう。

 

アサーティブな自己表現(アサーティブコミュニケーション)

 

アサーティブな自己表現は攻撃的自己表現と非主張的自己表現の中間です。

自分の気持ちや意見をはっきりと言うことができ、同時に相手の気持ちや意見を尊重することができるようなコミュニケーションのことをいいます。

そんなアサーティブコミュニケーションの特徴として

・場に沿った適切な表現を選択できる

・相手の気持ちや意見を受け止められる

・自分の気持ちや意見をはっきりと主張できる

・相手と意見が対立しても、お互いが納得できる結論を導くことができる

アサーティブコミュニケーションは相手の意見も、自分の意見も大事にする方法です。

 

アサーティブコミュニケーションのやり方・ポイント

アイメッセージを使う

 

アサーティブコミュニケーションを使ってみる方法としてまずは主語を気を付けてみましょう。

もし誰かに何かを指摘する時や伝えたいときに「あなた」と言わずに「私は」を使いましょう。

例えば

「あなたって仕事が遅い」

「他の人も仕事が遅いと思っている」

このような伝え方をするのではなく

「私はあなたに期待している」

このように私はどうなのかを伝えていきましょう。

それだけで、言葉の印象はとても変わります。

これは「私」という主語を使うことから「アイメッセージ」と言われています。

「アイメッセージ」の「アイ」は英語で私を意味する「I」のことです。

 

アサーティブコミュニケーションで使えるDESC法

 

DESC法を使って己主張のメッセージを以下の4つに整理するやり方を紹介していきます。

1.Describe(描写する)

今の状況や相手の行動をデータや根拠に基づいて客観的に描写すします。

この時に、相手への評価や自分の気持ちは含めず、具体的で客観的な事実のみを述べることに注意してください。

「30分遅刻した」「サラダを食べた」などです。

あなたが「10分遅刻」した相手をどう思ったかはここでは捉えません。

 

2.Explain(説明する)

次に1.で行った描写に対して自分の主観的な気持ちを伝えます。

感情にまかせたり攻撃的になるのではなく、建設的に説明することがポイントです。

自分の気持ちを冷静に伝えましょう。

例えば、、、

1.「恋人が30分遅刻した」

2.「待ち合わせ時間に来なかったから、約束を忘れられているかと不安になった」

 

3.Specify(提案する)

次に相手にしてほしいことや妥協案、解決策を述べます。

2.であなたの気持ちを相手に伝えることができたら、自分が何を求めているのかを相手に伝えましょう。

この時に「具体的な行動を要求」することがポイントです。

「優しくしてほしい」「愛してほしい」このような要求は具体的ではなく抽象的となります。

具体的な行動を要求するために、どのような行動をしてほしいのかを相手に伝えるようにしましょう。

例えば、、、

1.「恋人が30分遅刻した」

2.「待ち合わせ時間に来なかったから、約束を忘れられているかと不安になった。」

3.「遅刻なら連絡を事前にして。家出るのが遅くなったと連絡して。」

 

4.Choose(選択する・代替案)

3.で提案した内容に対して相手の返答がNOだった場合とOKをもらえた時の状況に対して、次に何をするかを考えます。

ここでは「Specify(提案する)」に再び戻ってしまわないように注意しましょう。

例えば、、、

1.「恋人が30分遅刻した」

2.「待ち合わせ時間に来なかったから、約束を忘れられているかと不安になった。」

3.「遅刻なら連絡を事前にして。家出るのが遅くなったと連絡して。」

4.「遅刻する時に連絡がなければ家に帰るから。」

 

もしここで「遅刻したらご飯をおごってね」としてしまうと3.のSpecify(提案する)に戻ってしまいます。

3.の提案に対しての相手の反応から「あなたがどのような行動を選択するのか」が大切になります。

 

まとめ

 

自分の気持ちを伝える時に特に女性は感情的になってしまうと思います。

また、男性でも自分の言いたいことがうまく伝わっていないと感じる時はこのアサーティブコミュニケーションを意識してみてください。

あなたの気持ちや意見をしっかりと伝え、同時に相手の気持ちや意見を尊重することで質のいいコミュニケーションをお互い心掛けることが大切です。

 

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