棗(ナツメ/なつめ)の栄養・効果効能|アンチエイジング・女性に嬉しい食べ物

棗(ナツメ/なつめ)とは

 

棗という食べ物を知っているけど食べたことがないかもしれません。

しかし、韓国・中華料理の材料やドライフルーツの1つとして知名度は高いんです。

販売されている棗の多くは乾燥されたドライフルーツとしてですが、フレッシュな生の棗はりんごのようなサクサクした触感で甘酸っぱいそうです。

国産品もありますが、酸味が強いので甘露煮や砂糖漬けにするなどの調理方法で食べられています。

棗は漢方や薬膳などで重要な果物と考えられている存在で、果物というよりも健康的な食材としてとらえている人が多いのではないでしょうか。

人気の薬膳料理に使用されていることから、美容・健康維持・精神安定など様々な効果が紹介されています。

中国では古くから「一日食三棗、終生不顕老(ナツメを1日に3つ食べると老いない)」という言葉があり古くから老化防止食材として愛され、楊貴妃が食べていたとも伝えられています。

棗の果実を乾燥させた生薬“大棗(タイソウ)”は日本薬局方にも収録されており、葛根湯などの有名な漢方薬にも配合されているほどです。

 

棗(ナツメ/なつめ)の薬膳的に言われる効果

 

棗は先述したように薬膳や漢方の観点からも重要な食材です。

 

薬膳独特の用語が出てきますが、用語の意味が気にならなければそのまま読み進めてください。

用語が気になる場合もあると思いますので軽く説明します。

 

①【五味】とは食材の持つ味を5つに分けたものです。

酸(酸味)苦(苦味)甘(甘味)辛(辛味)鹹(かん/塩味)

 1つの食材に1つの味というわけではありません。

 

②【五性】とは食材を食べた時に体を温める食材か冷やす食材か5つに分けたものです。

熱性・温性・平性・冷性・寒性

 

③【帰経】とは食材・生薬の持つ効能が臓腑のどこに作用するかを示すものです。

 

①【五味】甘

②【五性】温

③【帰経】心、脾

棗は胃腸の調子を整え、心を穏やかにする効果があります。

心の動きをよくして不安を和らげ、脾の動きをよくして胃腸の動きを整え、気持ちが落ち込む、不眠気味や食欲不振のときに元気を与えてくれる食材です。

更年期のイライラや不安・胃腸の保護・身体のバリア機能向上の効果もあります。

 

棗(ナツメ/なつめ)の効果効能まとめ

ストレス緩和・精神の安定

 

棗はビタミンB5とも呼ばれるパントテン酸を比較的多く含んでいます。

パントテン酸はストレス耐性を高める働きもあるため心や体の健康には欠かせないビタミンが含まれているとも言えます。

腸内フローラが乱れやアルコールやコーヒーをよく飲むようであればパントテン酸が不足傾向にあることも指摘されています。

その場合は棗を食べることでパントテン酸を補うことができます。

また、棗はビタミンB5に加え鉄分・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルを多く含んでいます。

こうした成分も補給できることからナツメは精神的なストレスへの耐性向上・ストレス性の不眠や胃痛など様々な不調の緩和に役立つ果物と考えられています。

 

不眠予防・不眠軽減

 

棗は上述してあるように不眠に対しても効果があるとされています。

何故棗は不眠に対して効果があるとされているのかというと、オレアミド(オレイン酸アミド化合物)という成分がふくまれており、その成分が神経の高ぶりを抑えることで睡眠を誘導する可能性があるからです。

カルシウム不足はイライラや鬱などのほか不眠など精神的なトラブルを引き起こすと言われています。

マグネシウムは幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを生成するのに必要です。

セロトニンは睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの材料にもなるので、体内時計・睡眠リズムを整える働きも期待できます。

棗が精神安定や不眠症におすすめの食材と紹介されることが多いのも納得です。

 

貧血・冷え性・月経・妊活・妊娠中など女性の身体への効果がすごい

 

鉄分が豊富な果物のイメージのプルーンよりも棗は鉄分が多く含まれています。

100gで比較した場合、乾燥プルーンの鉄分が1.0mgに対し乾燥ナツメは1.5mgの含有量です。

この含有量はレーズンに次いで果物トップクラスに含まれると言われるほど。

丈夫な赤血球を作るのに必要とされる亜鉛・鉄分の吸収を高める銅なども含まれているので、貧血気味の方やめまい・立ちくらみを起こしやすい女性にはピッタリな食材です。

葉酸は細胞の生まれ変わりを正常に行う働きがあり、胎児の正常な発育に不可欠な栄養素のため妊娠中には欠かせない栄養素の1つと思い浮かぶかもしれません。

赤血球を作るために欠かせない葉酸も、棗は比較的多く含まれています。

手軽に鉄分と葉酸を補給できるナツメは妊娠中の栄養補給源として活用しやすい食材です。

 

その他にも棗は生薬として体を温め筋肉や神経の緊張を緩和させる働きがあると考えられています。

女性の冷えの原因としては血液そのものの不足が考えられますが、ナツメは貧血の改善に必要な鉄分や葉酸も補給できますね。

特に精神的な面で不調が出やすい更年期障害や月経前症候群(PMS)、冷えによって痛みが悪化する生理痛などの緩和に役立ってくれそうです。

棗は女性が抱えやすいトラブルを肉体面でも精神面でもフォローしてくれる心強い食材です。

 

美肌・肌荒れ予防・アンチエイジング効果

 

棗に多く含まれているパントテン酸は様々な代謝やホルモンの合成に関わっているビタミンです。

肌に関してはコラーゲンを産む細胞を活性化・コラーゲンの生成に必要なビタミンCの働きをサポートする働きもあります。

コラーゲンは肌にハリを与えるためシワやたるみを防ぐなど若々しい肌の維持には欠かせない成分ですし、お肌を外部の刺激から保護することで肌荒れを防ぐ役割も担っています。

そのためパントテン酸はアンチエイジング系の化粧品を始めとした多くの化粧品やサプリメントに配合されています。

ナツメにはビタミンPと呼ばれるポリフェノールなど抗酸化物質も含まれているので、シワやたるみなどの肌老化予防やアンチエイジング効果に役立ってくれそうです。

棗が含んでいるパントテン酸やサポニンは皮脂の分泌量を抑制やストレスへの抵抗力を高める働き、過酸化脂質の生成抑制効果が期待できます。

棗を食べ血行を良くすることでくすみのない血色の良い肌作り・肌の新陳代謝向上などの効果も期待出来ます。

棗はカリウムも多く含んでいます。

カリウムは体内の余分な水分を排出する機能があるので、浮腫みの対策にもなります。

 

棗(ナツメ/なつめ)の食べ方

 

乾燥された棗の場合はビタミンCがほとんど含まれていません。

鉄分の吸収を高めるためやコラーゲンの生成を促進するために生フルーツやフレッシュジュースなどと組み合わせて摂取するとより効果的です。

 

棗(ナツメ/なつめ)は女性にも男性にもおすすめしたい体にいい食べ物

 

棗の効果効能は特に女性なら嬉しいものばかりではないでしょうか?

既に紹介しているクコの実や松の実と効果効能が似ている部分があります。

あなたが食べやすいものであったり、体調や身体の具合と相談したりしてどれを食べるのか決めていくのもいいかもしれません。

棗を食べて精神的にも身体的にも健康になりましょう。

 


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