「人体の構造と機能及び疾病」社会福祉士国家試験勉強方法|重要まとめ

 

平成30年度社会福祉士国家試験150点中121点合格した私が科目ごとに勉強方法をお伝えしていきます。

私が受験した時は89点が合格ボーダーラインでした。

試験当日の手ごたえは「できたー!!!」と喜ばしいものではなく「落ちたかもしれない」という恐怖でした。

しかし、社会福祉士は択一問題なので勉強をしっかりとしていれば合格ボーダーラインは越えます。

社会福祉士の知識は広く浅くなので勉強すればするほど何をどこまですればいいのか混乱してしまいます。

参考書に載っている知識全てが必要そうに感じますし、参考書以外の知識も必要なのではないかと心配になります。

そんな時ほど基礎に戻って出題されたら絶対に正解したい分野・なるべく正解したい分野と優先順位を決めて勉強していきましょう。

ではさっそく試験に出てくる科目の順番で勉強方法をお伝えしていきます。

 

「人体の構造と機能及び疾病」勉強方法 社会福祉士科目

 

この科目は人間の体についてのことが問われます。

脳、顔、首、体、内臓の働きについて、または病気の内容についても問われることがあります。

私は病院で仕事をしていたのでこの分野を勉強する時には単語がすんなりと入ってきました。

しかし、全てがそうだとは限りませんので絶対覚えたいところ、覚えておいた方がいいところを考えながら勉強していきました。

「人体の構造と機能及び疾病」この科目は勉強すれば点数はとれる科目なので苦手意識を持たずに頑張ってほしいです。

「人体」で確実に数点取れると思うと自信に繋がります。

 

絶対覚えた分野|人体の構造と機能及び疾病|頻出

 

 

◆国際生活機能分類(ICF)

◆DSM-5

◆認知症

◆糖尿病

◆身体の成長・発達

 

国際生活機能分類(ICF)

 

ICFの概念を簡単に確認しましょう。

ICFは障害の有無を問わずに、また国や地域を問わずに適用できる、「人の健康状況や健康に関する状況、障害の状況などを記述すること」を目的としたWHO(世界保健機関)が採択した国際的な分類のことです。

ICF「生活機能」に焦点を当てており、すべての人の健康状態を分類するためにICFが用いられています。

ICFのキーワードは「相互作用」です。

あらゆる物事がお互いに作用して影響を与え合っているんですね。

同じ病気や障害でもその人自身や置かれている環境によっては、本人が自力でできることや必要な助けが変わってくると思いませんか?

障害のある方の生活のしづらさ、生活の上での困難は、障害のあるご本人の障害が原因で発生するという一方向のものという考えの「ICDH」とは考え方を区別できるようにしておきましょう。

「ICF」に関しては考え方のみではなく構造の内容も問われることがあります。

生活機能の分類には何があって、どのようなことがどの生活機能分類に当てはまるのかも知っておくといいです。

 

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サイト

DSM-5

 

DSMとは、米国精神医学会が作成する精神疾患・精神障害の分類マニュアルのことです。

現在はこのマニュアルが第5版となっているためDSM-5とされています。

「自閉性障害」「アスペルガー障害」「広汎性発達障害」などと呼ばれていたいくつかの障害全て含めて、「自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害」という概念になりました。

また「障害」と表していた部分も「症」と表記するようになりました。

DSM-5になってからスペクトラム(連続体)という概念が重視されました。

スペクトラムの考え方を重視することで診断項目に「当てはまるか、当てはまらないか」を判断するよりも、それらに「どの程度当てはまるか」を判断するほうがが適切だろうということになりました。

DSMの他にも、国際的に使用されている疾病分類があります。

世界保健機関(WHO)が作成するICD(国際疾病分類)があります。

現在は、1990年に発表された第10版(ICD-10)が使用されています。

DSMは米国精神医学会が作成、ICDは世界保健機関が作成ということは覚えておきましょう。

 

認知症の種類、症状

 

認知症は一度正常に発達した知能が後天的原因により低下し、慢性的に生じた認知機能の障害の総称のことです。

認知症の症状として中核症状行動・心理症状(BPSD)の2種類があります。

中核症状は脳の機能障害に起因する症状であり、BPSDは中核症状による二次的な症状のことです。

中核症状 記憶障害・見当識障害・失語・失行・失認・遂行機能障害など
BPSD 抑うつ状態・妄想・不安・焦燥・依存・睡眠障害・徘徊・攻撃的行動・異食など

 

アルツハイマー型認知症

 

特徴脳が全体的に委縮します。薬物療法が行われます。

原因:蛋白質が溜まり、正常な脳の神経細胞を壊して脳を萎縮させる病気です。

症状:全般的認知症。脳の萎縮は徐々に進行します。体験したこと自体を忘れてしまう記憶障害が起こります。記憶障害が起こると、新しいことを覚えられなくなります。また、見当識障害と言われる年月日や時間、季節などの感覚が薄れていきます。さらに進むと、今自分がどこにいるのか、人物が分からなくなります。その他、理解力や判断力が低下していきます。

対象:70歳以上に起きやすい、女性に多い

感情:自然な喜怒哀楽の感情に乏しくなります。

 

脳血管性認知症(まだら認知症)

 

脳血管性認知症は、アルツハイマー型認知症に次いで、患者が多いとされている認知症です。

特徴:脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳の血管の病気によって、細胞が壊れてしまい認知症が起こります。

原因:脳卒中(脳梗塞や脳出血など)、高血圧、糖尿病、心疾患、脂質異常症(生活習慣病と関連があります)

症状:物忘れをしたり計算が出来なくても、判断力やその人が今まで培ってきた専門知識などは維持されている場合があります。このように障害される能力と残っている能力がある状態を「まだら認知症」と言います。患者本人に「病識」があります。

対象:50歳以降加齢とともに増加します。女性よりも男性のほうが多く発症しています。

感情:1日の中でも症状に波があります。感情がコントロール出来なくなるため、すぐに泣いたり怒ったりします。(感情失禁)

 

レビー小体型認知症認知症

 

特徴進行性の認知症

原因:レビー小体型認知症の原因は、脳や脳幹での「レビー小体」という特殊なタンパク質の蓄積です。

症状:初期の段階ではもの忘れよりも、幻視が見られる場合が多くなります。かなりはっきりとした幻視を訴えます。妄想は被害妄想や誤認妄想が出現する場合があります。例えば、誰かにお金を盗られたなどはよく聞く話です。レビー小体認知症はパーキンソン病と似た症状があります。例えば、手が震える、動作が遅くなる、筋肉がこわばる、身体のバランスを取る事が難しくなり転倒しやすい、急に止まれないなどです。パーキンソンと似た「症状」であり、「パーキンソン病」ではないことを確認しましょう。初期の段階から抑うつ症状が見られる場合が多く、うつ病と間違えられる事もあります。注意力や判断力の低下が起こります。

 

前頭側頭型認知症(ピック病など)

 

特徴:脳の前頭葉と側頭葉が萎縮し、血流が低下することによって、様々な症状が引き起こされる病気です。他の認知症と違い、指定難病に認定されています。

症状:初期から行動の異常や人格の変化が見られ、経過によって出現する症状が変化します。理性がうまくコントロールできず人格障害や反社会的行動が認知症に先行してみられます。

初期(自発性の低下、言語障害、感情の麻痺、食事や嗜好の変化、抑制が効かない、人格変化、異常行動)

中期(同じ行動を繰り返す、立ち去り行動、影響を受けやすく反復する)

後期(精神機能の荒廃、寝たきり)

対象:40~60代の初老期に発症することが多く、男女差はありません。

 

若年性認知症

 

65歳未満の人が発症する認知症を総じて「若年性認知症」と言います。

脳血管性認知症の割合が多いです。

 

正常圧水頭症

 

外科手術で回復することがあります。

循環器

 

 

体内に血液を巡らせるための器官を循環器といいます。

心臓・動脈・毛細血管・静脈で構成されています。

血液のめぐり方は覚えておきましょう。

 

 

 

 全身

 ➡上・下脈➡右心房➡右心室➡肺脈(脈血)

 ➡肺

 ➡肺➡左心房➡左心室➡大脈(脈血)

全身の血液のめぐり方です。

動脈と動脈血、静脈と静脈血の区別をしましょう。

最後大動脈まで行った血液は全身にめぐっていきます。

 

 

心臓右心房・右心室・左心房・左心室の4つに分けられます。

これらと一緒に弁の名前も覚えましょう!

右心房と右心室の間➡三尖弁

左心房地左心室の間➡僧帽弁

右の肺3つに分かれていることと関連付けて右の弁三尖弁だと私は覚えていました。

冠動脈心臓自体に酸素と栄養を供給する血管でこれが詰まると心筋梗塞になります。

 

糖尿病

 

糖尿病について血糖値の知識を確認しましょう。

糖尿病インスリンの作用不足や分泌不足などによって血糖の細胞への取り込みが正常に行われないことで高血糖状態になることです。

 

ランゲルハンス島のα細胞とβ細胞から分泌されるものによって血糖値へ与える影響を覚えます。

ランゲルハンス島は膵臓にあります。

α細胞 グルカゴン 血糖値上がる
β細胞 インスリン 血糖値下がる

  

血糖値を高める為には、幾つかのホルモンが協力して血糖値をコントロールできますが、血糖値を下げる働きを持っているホルモンは実はこのインスリンだけです。

 

糖尿病の3大合併症についても併せて覚えます。

・糖尿病性網膜症(失明)

・糖尿病性神経障害(壊疽)

・糖尿病性腎症(腎不全→透析)

これらの3大合併症は特定疾病の1つです。

どれも進行を防ぐために血糖コントロールが重要です。

 

身体の成長・発達

 

人の出生時~2歳くらいまでの成長や発達は覚えるようにしていました。

 

出生時の平均体重:約3,000g ➡ 3~4か月で2倍(約6,000g)になる

出生時の平均身長:約50㎝ ➡ 4歳頃に2倍(約100cm)になる

 

大泉門は生後約1年半~2年で自然に閉鎖する

小泉門は生後約数か月で閉鎖する

 

乳歯は生えそろうと20本(3歳くらいまでには生え揃う)

永久歯は生えそろうと32本

 

生後6か月頃から話すのは喃語(アー、ウー)

生後12か月頃から話すのは初語(パパ、ママ)

2歳頃から話すのは2語文(お茶飲む)

 

発達の中でもよく聞かれそうな部分を紹介しました。

不安であればさらに詳しく確認しましょう!

 

「人体の構造と機能及び疾病」まとめ

 

これらだけを覚えれば人体は大丈夫というわけではありません。

しかし、これらを覚えていないと周りの受験生と差が出てきてしまいます。

いかに基礎的な問題を正答することができるかが鍵だと思っています。

もし、社会福祉士の資格を取って病院のMSWになりたいという気持ちがあるのなら、この科目は力を入れて勉強しましょう。

仕事上どうしても症状によって担当課やどのような病気なのかわかっていた方が円滑に進む時があります。

勤務しながら覚えるのもいいですが、人体の事試験勉強をしながら予備知識を蓄えておくことができます。

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