糖尿病と糖尿病の合併症について|これからは予防が大切

 

私は病院で医療相談員として仕事をしています。

糖尿病で診察に来ている患者の数は多いですし、糖尿病の合併症で入院になった患者も見てきています。

そのような光景を見て、感じることは日々の生活の大切さです。

日々の生活の中でも特に食事は大切であり、乱れた食生活を送ってきたために糖尿病になってしまった人もいるからです。

糖尿病だけの治療であればまだいいのかもしれませんが、糖尿病の症状が進んでいくと他の部位との合併症も現れます。

医療が発達しているからと言って完全に治るわけではありません。

私は医師免許を持っているわけではないので病状やその対応策として医学的な観点から詳しく説明するのは難しいです。

しかし、社会福祉士の試験対策でも糖尿病やその合併症については学びましたので書いていきます。

この記事を読み、少しでも食生活を改善するきっかけになれば幸いです。

 

糖尿病とは

 

よく聞く糖尿病とはどのような病気なのでしょうか?

大きく分けて1型と2型の2種類あるので見ていきましょう。

 

1型糖尿病

 

1型糖尿病は、膵臓のインスリンを出すβ細胞が、壊されてしまう病気です。

β細胞からインスリンがほとんど出なくなることが多く、1型糖尿病と診断されたら、治療にインスリンを使います。

飲み薬では対応できないためです。

生活習慣が関わる2型糖尿病とは、原因、治療が大きく異なります。

 

2型糖尿病

 

2型糖尿病とは、インスリンの作用不足により、血糖値が慢性的に高くなる糖尿病のひとつです。

2型糖尿病は糖尿病の90%以上を占めます。

2型糖尿病の多くは食生活や運動不足、あるいはそれらに基づく肥満など、生活習慣による環境因子により起こっています。

 

糖尿病の三大合併症

 

糖尿病は、初期の頃は無自覚・無症状で経過することが多い病気です。

糖尿病の症状が進行すると糖尿病(性)網膜症、糖尿病(性)腎症、糖尿病(性)末梢神経障害(糖尿病性ニューロパチー)の3大合併症を起こす可能性があります。

 

糖尿病性網膜症

 

糖尿病の3大合併症の1つに糖尿病性網膜症というものがあります。

この合併症が発症すると視力低下や失明に繋がってしまいます。

眼底には網膜という神経組織があり、その神経組織は外界の光を感知し電気信号に変えて脳に伝えます。

その結果、私たちはものを見ることができます。

網膜には視細胞が密集しているため、多くの血管が走っています。

糖尿病になると血糖値が上昇し、網膜の血管が詰まったり破れたりしてしまいます。

そのようになると出血によって視界が狭くなったり、網膜に十分な栄養が届かなくなったりして、視力低下や最悪の場合、失明となってしまいます。

今まで見えていたものが見えなくなってしまうというものは生活環境が変わらざるをえません。

あなたは目をつぶり、何も見えないままいつも通りの生活が送れますか?

 

糖尿病性腎症

 

糖尿病の3大合併症の1つに糖尿病性腎症というものがあります。

この合併症が発症すると腎臓の機能が低下し体内で血液をろ過できなくなるため透析治療に繋がってしまいます。

糖尿病で血糖値の高い状態が長期間続くと全身の動脈硬化が進行し始めます。

毛細血管の塊である腎臓の糸球体でも細かな血管が壊れ、網の目が破れたり詰まったりすると老廃物をろ過することができなくなるとされています。

しかし、根本的な原因ははっきりしません。

透析治療になると週に数回は透析する時間を確保しなければなりません。

何か予定を入れたくても透析を優先せざるを得ない状況になってしまいます。

 

糖尿病性神経障害

 

糖尿病の3大合併症の1つに糖尿病性神経障害というものがあります。

糖尿病性神経障害で障害を受けるのは主に末梢神経です。

末梢神経は3種類あり、体を動かす運動神経、痛みなどを感じる感覚神経、体の調節を行っている自律神経があります。

毛細血管がダメージを受け、酸素や栄養が運ばれなくなってしまうため抹消神経が障害を受けてしまうとも言われています。

痛みやしびれとして自覚症状が現れることもありますが、自覚症状が現れないまま病状が進んでしまうこともあるのが注意したい点です。

気づいた時には手遅れで組織が死んでしまうと足を切断してしまうことにもなります。

 

まとめ

 

糖尿病の患者の多くは生活習慣が原因となっていることはおわかりいただけているかと思います。

生活習慣病が原因ということは、普段の食事改善や運動を行うことで予防できる可能性があるということです。

糖尿病やその合併症になってしまうと完治するのは難しく病気とうまく付き合っていきながら生活することになります。

病気になってから対応するのではなく、予防を自ら行っていくことに今後は社会の流れとしてもなってきています。

食事改善や運動を積極的に行っていきましょう。

 

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