本当の自分とは?役割理論のあれこれを簡単解説!(社会学)

はじめに

社会学と聞くと堅苦しいというイメージがあるかもしれません。

私が社会福祉士の資格の勉強をしている時に社会学を少し学びました。

▼社会人と社会福祉士の勉強を両立した話はこちら

資格試験には社会学(社会理論とシステム)は必須科目だったからです。

内容は確かに堅苦しく難しいですが社会学は楽しく学べた科目の1つです。

そして、社会学の勉強の中で様々な「役割」の種類があることを学びました。

日常生活を送る中でふと「本当の自分がわからない」という感情になることもあるかと思います。

しかし、私はこの「役割」を知ってからどんな時の自分も自分なんだと受け入れられるようになりました。

同じように悩んでいる方は「役割」という概念を参考にしてみてください。

また、社会福祉士の勉強をしている方も参考になりますよ!

役割期待

特定の社会的役割をもつ個人の行動パターンに対して、他者や集団からの期待のことです。

家庭では母・父などと家族の役割が期待されます。

また職場で考えると課長・部長など役職があってもなくてもその人の立場での役割が期待されます。

役割期待に応えている状態を役割適応といいます。

周りから期待されている役割に応えられているということですね。

役割期待のイメージとして「○○らしさ」があります。

母親らしさ・上司らしさ・教師らしさなどと考えるとイメージがわきやすいですね。

これらから人はみな何かしら役割を期待されて生きていることがわかるでしょう。

役割形成

個人が役割形成に従って役割を形成していくだけではなく、役割を自分自身で再構築していくことです。

その時々の状況によって役割を形成していきます。

今まで会社の一員に過ぎなかったサラリーマンがプロジェクトリーダーに抜擢されることでリーダーとしての役割も形成していことも役割形成になります。

必要に応じて役割を追加し、使い分けていくことがわかります。

みなさんもその時々の状況に応じられるよう役割を構築してきたのではないでしょうか。

役割葛藤

同時にある役割の間で役割期待が矛盾や対立するときもあります。

その場合どの役割期待に応じるのか板ばさみになってしまうことをいいます。

まさに葛藤ですね。

社会人になると仕事とプライベート間での葛藤が多いのかなと思います。

仕事をしながら子育てをしている女性を想像してみましょう。

仕事で大事な案件が入っている中子どもの体調不良で学校から連絡がきたような場面はまさしく役割葛藤になります。

社員としての役割と母親としての役割の中でどちらを優先すべきか葛藤するためです。

役割距離

役割期待に対してその役割から意図的にずらした言動をとることです。

これをすることで自分自身の自立性を保ちます。

真面目な立場だと期待されている人が真面目な場面で冗談を言うことで緊張感を和らげ、自分自身を見失わないようにします。

真面目な立場の人とは職業で言うと、医師・教師が考えられますね。

人に限らず試合やお葬式など真面目な場面で冗談を言うことも例として考えられます。

ドラマトゥルギー(ドラマツルギー)

役割ではありませんが、役割理論と合わせて知っておきたい理論のためお知らせします。

社会学者ゴフマンのドラマトゥルギーという理論です。

ゴフマンによると人々は自己他者パフォーマーオーディエンスとし演劇論的視点から人々と他者の相互作用を論じています。

これは人々がオーディエンス(周りの人の目)を意識して自己を演じていることになります。

演じることによってコミュニケーションが成り立っているとゴフマンは考えていました。

おわりに

簡単ではありますが「役割」理論について説明してきました。

この理論を知ることで

「場面によって自分のキャラクターが違う」

ということに不安を感じなくなっていただきたいです。

人々はみなその時々の場面で自分にふさわしい役割を演じているのです。

どれが本当の自分なのか、、、と悩んだらこの「役割」理論を思い出してみてください。

私は様々な場面で演じているどれもあなただよと伝えたいです。

演じているキャラクターに違和感を感じるかもしれません。

演じているあなたも、その時のキャラクターも、違和感を持つあなたもあなたです。

違和感があるならばまた別のあなたを演じてみるのもいいでしょう。

演じること自体に自分らしさを感じられないと思うかもしれません。

しかし、日常生活を振り返ってみてください。

子どもとして、生徒として、恋人として、社会人としてのあなたは全て一致しているのでしょうか。

自然と演じ分けてきたのではないでしょうか。

また、意図的に演じてしまったほうがコミュニケーションが円滑になる場合もあります。

「演じている」あなたもあなたの一部ですよ。

「役割」「ドラマトゥルギー」このような考え方を知って、少しでも誰かの悩みが軽くなれば幸いです。

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